興味津々
昨日は、山科へ。
新幹線が傍を通る一号線から北へ少し上がった所。
午前10時からの説明会。
好きな輩が、続々と。。
私の興味は、お風呂の跡。
蒸し風呂の構造がどのようなものであったのか・・・・
南北6m、東西3m。
手前の石組が、お風呂の跡。
右と左で、石の種類と組み方を変えてあるそうだ。
左は横に、右は縦に。
左は、河原石、右は、確か・・・花崗岩だったかな。
右で、汗をかいて、左で汗を流す。
その上の穴ぼこには、湯を沸かす鉄釜があったとか。
興味あるのは、風呂が八瀬の釜風呂のようなタイプであったであろうという事。
禅宗寺院にある木造の風呂ではなく、石と粘土で作られて、
中で火を焚いて熱した後、塩水を撒いて蒸し風呂としていたらしい。
原始的なタイプともいえるだろうか。
500年以上前の京都で、塩サウナを楽しむ習慣が存在していた事に興味を覚える。
ただでさえ蒸し暑い京都で、どうして汗をかくのか?
新陳代謝のアップ?
塩は、どうやって運んだのか?
まだ、木造の蒸し風呂は無かったのか?
色々な疑問が湧く。
健康志向は、今も昔も同じとは思うが。。。
燃料代もただならない蒸し風呂に入る人は、
ブルジョアでないと無理であっただろう。
焼けた米や、土壁。。。
戦いの残骸であろうか。
こういったものが、指し示す生々しい歴史。
本では味わえない本物の匂いがした。
コメント
行かれましたか
埋蔵文化財研究所から案内メールをもらって 山科本願寺はおもしろいのでなんとか行こうと思いましたが・・・無理でした(涙)
レポートありがとうございます
やはり本物は匂いがするですね(笑)
Posted by FLYMAN at 2012年9月10日 02:02
FLYMANさん、こんにちわ。
そうです。
本物は、良い香り(笑)
埋文研から案内メールが来るとは、VIPですね!
Posted by ken at 2012年9月10日 10:25
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