今朝は、西本願寺の書院・飛雲閣拝観へ。
電話で予約し、所定の用紙をファックスで送りますと、
拝観させて頂けます。
所要時間は、一時間弱。
興味深い説明もして頂けて、本当に有難いと感じました。(*^。^*)
飛雲閣は、外の塀からは二階三階は見る事が出来ますが、
やはり中庭からの眺めは素晴らしいもの。
次に、龍虎殿より書院へ。
受付は、床暖房でも入っているのかポカポカ。
書院へ入ると、一転。足裏から冬。
入ってすぐの虎の間。
昔は、虎がいなかったので、
虎の皮を被った人を模写したといういわれのいかり肩の虎。。
初代タイガーマスクとか。(笑)
南面の重文の能舞台は迫力あり。
長い渡り廊下は、役者泣かせとか。
5月21日は、御降誕会ということで飛雲閣にてお茶を頂き、
南能舞台で能を鑑賞する事が出来るそうです。
5000円也。
対面所に入ると、能舞台の松が浮かび上がる様も感動。
どうなってるのかなぁ。。?
渡辺了慶の襖絵。
コウノトリの欄間。〈さて、何羽という?が出ます。)
着物の裾がすれないようにひかれた畳。
描き切れない工夫が随所にあります。
隠し能舞台というのも。。
武者隠しもあり、二条城とかぶります。
雀の間の雀は、68羽いたそうですが、二羽逃げて行ったとの事。
円山応挙の子円山応瑞作。
天井の花の絵は、カレンダー代わりになったとか。
次に、西狭の間〈にしさやのま)
欄間の雁の間から満月が見えますが、実は半月。
241枚の扇の天井画も凄い。
至る所、金箔。
大奥の映画もここで撮られたとの事。
次の間に行く所にある杉戸絵には、「ジャコウネコ」。
ただし、モチーフはタヌキ。
いないもんでも、空想で書いた絵師の苦労が分かります。
白書院は、まさに幽玄。
50cmの板を一刀彫で彫った欄間は圧巻。
白書院の左手の障子を開けると、国宝の北能舞台。
鴨川の石(なめり石)を同じ方向に並べて波に見立て、
舞台の松は上から見た松。
瓦葺、檜皮葺、こけら葺きと3種の屋根を見ながら、
右手には、巨大な御影堂の屋根。
すべて、圧巻。
最後の東狭の間には、天井に八方睨みの猫。
障子を開けると、虎渓の庭。
巨大な御影堂の屋根を廬山に見立てた借景庭園。
屋根を借景にした庭は、ここだけかも。
すべての瓦が寄進されているのですから、凄いですね。
御影堂前の大銀杏も迫力。
幹の太さが歴史を語ってます。
雄大とか壮大とかいう言葉しか出てこない本願寺の建物。
御影堂は、734畳。
阿弥陀堂は、495畳。
対面所は、203畳。
凄いですね。
今朝は、本当にいいものを拝見させて頂きました。
最後に阿弥陀堂で法話も頂き、またまた有難いの一言。
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 <m(__)m>