今日は、朝からTさんと相国寺の特別拝観に行って参りました。
今日も、冷えてましたね~^_^;
拝観するには、靴下一枚になって薄いカーペットの上を歩かねばなりません。(>_<)
法堂の床は、音の響きを良くするために陶板で出来ているので、冷え冷えですわ。
でも、SKYのボランティアの方の説明を聞いていると寒さも忘れてしまいました。
今日は、釈迦三尊を九州に貸し出しているとの事で、夢想疎石像が真中に鎮座されておりました。
ちなみに、法堂の隅にある大太鼓は、夢想国師の命日に叩くそうです。
次に、七年ぶりに開いた開山堂です。
こちらは、急にお日様がさしてきたお陰で、足元が楽でした。
手前が、座禅石。冬は、厳しいでしょうね~(*_*)
ここの庭の特徴は、手前が枯山水で、奥に木々や石を配している所ですね。
枯山水の庭が切れている所に、御所に流れ込む御用水が流れる水路が作ってあり、
龍の形に似てる事から、龍淵水の庭と呼ばれております。
縁側の手すりなんかも、菊の御紋で装飾されていて、御所の移築と言う事が良く分かります。
御水尾天皇が天明の大火の後、再興されたと言う事ですわ。
なかなか、マニアックになってきましたが、、、
ここの相国寺、正式には相国承天禅寺といいます。
承天とは、天皇に承認して頂いたという意味で、その時の天皇は一休さんのお父さんの後小松天皇のこと。
検定仲間の皆さん、後小松、足利義満、夢想疎石をセットで憶えましょう(^o^)丿
開山堂の中は、夢想国師の師匠とその師匠。そして、超なで肩の夢想国師の像、出家した足利義満像などがあります。
後は、歴代の天皇の位牌です。円山応挙の杉戸絵は、かなり剥落してましたが、子犬の絵は綺麗に残っておりました。
宗旦稲荷にお参りして、次に向かったのは「雁の寺」こと瑞春院です。
表千家の不審菴の写しの久昌庵や水琴窟などのお庭も良かったですが、
私は、今年の検定でこけた水上 勉の小説の題材になった雁の絵が印象的でしたね。
こけても、ただでは起きませんよ~(^_^;)
何でも、、水上 勉は雁(上田 萬秋)の絵と思ってたのですが、実は水上 勉がこの寺の修行から逃げ出した後、直木賞を取って、出世してから、この寺を訪れた時に孔雀だったので、ビックリ!
しかし、ラッキーにも裏が、たまたま雁の絵だったそうホッとしたそうです。。
もう一つ、鈴木松年という画家もポイントです。
最初に天龍寺の蟠龍図を書いた事で有名です。
その後に、加山又造が書いたそうです。
そう言えば、今尾景年も南禅寺の法堂の龍を書いてられますし、最後は龍なんですね~。
今日は、メモを取り捲って少々疲れましたわ。^_^;
今日は、ちょっとマニアックなブログになりました。
すみませ~ん☆